全力中年てるちゅー

久留米のほとりの眼鏡屋の日常です。

33日目 息子へ贈る言葉

私には一人息子がいる。

授かり婚だったが私が24歳の時に無事誕生してくれた。

義父からの提案もあり、悩んだが妻の事を考え同居することを選択し久留米市での生活が始まった。

今思えばどうして同居する選択をしたのか…

浅はかな自分の考えに今でも後悔が残る。

まず最初の事件が起こる。

義父の住まいは賃貸マンションだったのだがあろうことか突然犬を飼い始めた。

ペット不可なのにである。更に家賃滞納していたようで不動産屋から突然退去を迫られ私名義で近くのマンションへ引っ越す事になる。

退去の正確な理由は当時の私にはわからず、義父からは新しい住居の家賃は義父が支払うと申し出があったので深く考えず了承した。

数ヶ月後会社の上司から私に連絡が入る。

不動産会社から督促の連絡が入ったとの事。

私から不動産会社に連絡すると、どうやら入居した時から一度も支払いがなかった…。

義父は建築関係の仕事をしていて、私の実家も大工を営んでいる。

私の実家に結婚を報告に帰省した際、私の母が義父は自営なのに電話帳を探すけど見当たらないがどういう事か?という言葉を私達夫婦に投げかけた事を思い出す。

更に追い討ちをかけて消費者金融から妻名義の融資に対する督促が自宅に届く。

事情を妻に聞くがどうやら義父の仕事関係の従業員が妻の身分証明を悪用したが真相は定かではない…不信感が募る。

夫婦間の信頼関係はほぼ崩壊しかけていたタイミングで熊本へ転勤する事になる。

住んでいた賃貸マンションを解約し熊本での生活がスタートしたが私は妻と向き合う事が出来ず苦しんだ。

ボーナスをもらってもないのにボーナス払いで家具や電化製品を買い揃え、息子の為にと郵便局に定期預金を始めた。

更に更に追い詰められる。今度は小郡市役所から税金の督促通知が届く。結婚前の妻の市税などの未納が30万程あるとの事。

更に義父からお金の無心が70万…

息子の定期は解約し何もかもが崩れていく。

妻や義父から心のこもった言葉があれば救われたが私の救いは息子の存在だった。

私への返済はないが、義父は息子にたくさんの遊具を買い与え、必然的に義父に懐く息子の姿を見て私の心は更に堕ちていく。

そこから長崎へ転勤し、借金まみれの状態で私の20代はお金に翻弄され、心が荒んだという思い出が殆どを占める。

幸い仕事は順調であった為、返済に追われながらも家庭が崩壊する事は避ける事ができたと思っている。

その原動力は息子だった。

その息子が今社会人2年目を迎え、当時の私と同い年となり、ふと当時の事を思い出した。

言葉に出して語る事はないが、ブログは匿名なので私の気持ちを正直に書ける(^^)

 

君は私にとって命を懸けた大切な存在。

君に与えられた事は殆どなかったね。申し訳ない。(T . T)

道に迷う事もまだまだ沢山あるだろうけど、人に優しく思いやりを持って生き抜いて欲しい。

君が社会の一員として誇りを持って活躍してくれるのが1番嬉しいです。

 

ゴールデンウィークに帰ってきたがあまり話さなかったのでブログで伝えました。

 

今日も依存症克服できました!