男性も女性も、大半の人は幼少期に恋をした経験があると思う。
その恋が成就して、相思相愛の関係になり、そのまま大人になり、結婚して家庭を築き、子供を授かり、父親母親になり、子供が巣立ち、老後も仲良く、そして天寿を全うする。
こんな絵に描いたような夫婦は、凄く少数だと思うけれども、男も女も、こんな理想の夫婦像に憧れる。
しかし、現実は違う事が多い。
結婚して、子供を授かると、急に夫婦関係がギクシャクしてしまう夫婦。
相思相愛だと思っていたのに、ふとしたきっかけで、相手に過去の幻影が見えてしまい別れてしまうカップル。
私も若い頃、女性について、すごく悩みました。
そして32歳の頃、ある事がきっかけで女性という存在そのものを受け入れる事ができるようになりました。
ある事とは
サラリーマン時代〔15年ぐらい前〕にショッピングセンターを歩いていると私の前を小さな男の子と母親が手を繋いで歩いていました。
小さな子は母親に
「ママ、チューしてー!」とおねだりしてます。
私は、母親がどうするのか興味深々で、様子を伺ってました。
母親は、男の子の要望に応えて唇にチューしてあげました。
賛否両論あるとは思うけれど、この母親の行動に、私は驚きました。
それと同時に、女性という存在に対する私の中の長年の謎が一瞬にして溶けて、気持ちが晴れたのです!
長年の謎とは、青春時代に遡ります。
何人かの女性とお付き合いする事がありましたが、私が純粋すぎたのでしょう。お付き合いしてしばらくすると、当然、身体のお付き合いも始まります。
18や19ですから、当然その女性も私と出会うまでに何度か恋をして、身体の関係を持った経験があるのは仕方のない事なんでしょう。
そんな女性から、好きとか愛していると言った言葉を聞いても、どこか心に響かない私がいました。
二十歳位になると、自分の事を棚上げして、女性に対する嫌悪感が強くなってきました。
愛の言葉が軽く、身体のお付き合いはするものの、心のお付き合いが出来なくなったように思います。
女性とは?女性にとっての愛とは?
ずっと謎だったのです。
その謎が解けました。
女性にとっての愛とは、いつか生まれるであろう子に向けるためのもの。
だから、小さな頃から恋をしたり、男性と身体関係を持つ事で、子供という最高の相手に愛情を注ぐ予行演習をしている。
だから、男性は勘違いしてしまう。
若かりし頃、女性があなたに向けた愛情表現はあなたに向けたものではない。(T . T)
小説やドラマや歌では、先に書いたような理想の愛を表現する事が多いですが、実際には違うのになんででしょうね?
この事を理解するだけで、女性関係はすごく割り切れるはず!
少し悲しいかもしれないけど、受け入れると楽になりました。
当然、先に書いたような男目線の理想のカップルに憧れてもいますがね…